【ドルコスト平均法】仮想通貨を毎月「定額購入」するときのメリット・デメリット
投資には「ドルコスト平均法」という買い方があります。
投資の本や動画を観ると、よくおすすめされている買い方なので、皆さんも聞いたことがあるかもしれません。
今回は「これがなぜ投資初心者におすすめなのか・・・?」を注意点を交えながら書いていきます。
✔︎ 当記事の内容
- ドルコスト平均法とは。そのメリットを解説
- ドルコスト平均法で仮想通貨を買うときの注意点
ドルコスト平均法とは。そのメリットを解説
ドルコスト平均法とはいわゆる「毎月、定額購入」をしていくことを言います。(※「ドル$」と付いていますが、決してドルで買っていくとかではありません)
つまり、1ビットコインの価格が20,000$であろうと、50,000$だろうと、現在価格は無視して毎月一定額を購入しましょうということです。
言ってみれば、積立貯金みたいなものですね。毎月、30,000円分のビットコインを買っていこう!というようなものです。
なので、年間に120万円を投資するなら一度に120万円を買わずに、「10万円×12=120万円」で買っていきましょう。ということになります。
ドルコスト平均法で買っていくメリットについて
いわゆる12ヶ月間の平均価格で買っていけるところがメリットと言えます。
このことから、安定して高値掴みすることなくリスクを抑えた買い方となります。
今回もチャートを出すのでご覧ください↓
四角で囲んだ部分をまさに「毎月 一定額の購入」をしていくわけなので、価格が上がっている時も下がっている時も買うことで、「平均価格で購入している」といえます。
取引所の「定額積立」を使うと簡単
まさに、初心者におすすめなのが取引所の「定額積立」というサービスを利用することです。いわゆる、毎月決まった額を自動的に引き落とし、積み立てていってくれるというものです。基本、はじめに「毎月いくらの引き落とし額にするのか、どの仮想通貨を積み立てていくのか」などを設定さえすれば放置で大丈夫です。手数料も基本的には無料ですから、ドルコスト平均法を使って仮想通貨を買い集めていきたい方にはおすすめのサービスです。
ただし、注意点もあるので次の章で書いていきたいと思います。
ドルコスト平均法で仮想通貨を買う時の注意点
上章で解説してきたように、「ドルコスト平均法」は基本的に理にかなった「安定的な買い方」だと思います。
ただし、注意点もあるので解説をしていきます。
理解しておかなければいけないことは、「仮想通貨の価格が高い場合でも買う」ところにあります。
いわゆる毎月の予算が3万円だった場合、仮想通貨の価格が高いと「購入できる数量が減る」ということですね。
ちょっと難しい話なので、わかりやすく解説します。
ドルコスト平均法の注意点をわかりやすく解説!
今回は身近な食品で考えてみたいと思います。
現在、あなたは3万円持っています。
そこで、スーパーに行くと1月は「牛乳が1本100円」でした。あなたの3万円があれば300本購入することが可能ですよね。
ただし、その翌月にスーパーへ行くと牛乳が200円に値上がりしていました!あなたの予算の3万円で買うと、「150本しか」買えません!そうです。前月は3万円で300本買えたのに対して、2月は値上がりのため「半分の150本」しか買うことができなかったのです。
上記のように、仮想通貨の価格が前月よりも「大幅に値上がりをしてしまっても書い続ける」というのがドルコスト平均法です。
なので、ここでの結論は以下の通りです。
上げ相場で「ドルコスト平均法」を使うと、平均購入単価がかえって高くなり、収益を減少させてしまう欠点もある。ということですね。つまり、ハイリターンを得ることが難しくなるとも言えます。
この辺りは頭に入れておくといいでしょう。
まとめ
ここまでをまとめると以下の通りです。
- ドルコスト平均法は一定額を毎日・毎週・毎月などの単位で積み上げていくもの
- ドルコスト平均法は1年の平均価格で購入することができるということ
- 平均価格で購入=安定した買い方になる=初心者にはおすすめということ
- 上げ相場でドルコスト平均法を使うと、大きなリターンにはつながりにくいこと
などが挙げられます。メリット・デメリットをしっかり理解した上で実践していただければ幸いです。
ちなみにですが・・・私自身はドルコスト平均法では買っていません。
それは何より取引を楽しみたいからです!チャートを見て、市場のセンチメントなども加味した上で、ハイリターンを狙いたいからとも言えますね。
なので、毎日のチャートを見るのが好きですし、やはり安い時・周りが悲観している価格帯のときに、そこそこの大量買いをするという立ち回りをしております。